南カリフォルニアの沿岸部で過ごした幼少期から、ブリー・ポートの生活の中心には常に海が存在していた。波と戯れ、潮風を感じる日々。その情景は彼女の造形感覚に深く刻み込まれていった。
高等教育の場として選んだのは、太平洋の真ん中に位置するBYUハワイ校(ブリガムヤング大学ハワイ校)だった。
グラフィックデザインを専攻した彼女は、色彩理論や構図の基礎を徹底的に叩き込まれた。しかし、平面のデジタル画面だけでは表現しきれない「海の動的な質感」への渇望が残る。キャンバスの上でいかにして水の流動性を再現するか。試行錯誤の日々が始まった。