ボタンの留め方完全ガイド|一番下を外す理由と最新マナーの真相

ボタンの留め方完全ガイド|一番下を外す理由と最新マナーの真相

ボタンの留め方完全ガイド|一番下を外す理由と最新マナーの真相を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

スーツの種類や性別によって、ボタンの配置や留め方の正解は異なります。それぞれの構造特性に応じた正しい留め方を整理します。

2つボタンスーツの留め方

現代のビジネススーツで最も標準的な2つボタンスーツでは、「上を留めて、下は外す」のが鉄則です。上部のボタンがウエストのくびれ位置(重心)を設定しており、ここを留めることで胸元のVゾーンと裾へのドレープが自然に流れます。下ボタンはあくまで装飾的なバランスを取るために配置されているため、留める必要はありません。

3つボタン段返りスーツの留め方

クラシック回帰やトラッドスタイルで定番の3つボタンスーツですが、特に日本で主流の「段返り(だんがえり)」仕様には注意が必要です。段返りとは、第一ボタンがラペル(襟)の折り返し部分に隠れるように仕立てられた構造を指します。

この仕様の場合、留めるのは「真ん中のボタンのみ」です。第一ボタンを無理に留めるとラペルの柔らかな立体ロールが潰れてしまい、第三ボタンを留めると裾が突っ張ります。なお、段返りではない通常の3つボタン(クラシックスタイル)の場合は、「上2つを留める」または「真ん中のみ留める」のいずれかが正しい着こなしとなります。

レディーススーツのボタンマナー

男性用と女性用で大きく異なるのが、レディーススーツにおけるボタンの取り扱いです。レディーススーツはメンズのようなアンボタンマナーが基本的に適用されず、「すべてのボタンを留める」のが標準的なマナーとされています。

女性用のジャケットは、胸元の立体感を美しく見せつつウエストラインに沿わせるため、ボタンを全留めした状態で完成する立体裁断が施されています。一番下を外すと身頃が左右に開きすぎてしまい、だらしない印象を与える恐れがあります。ただし、着丈が長めのオフィスカジュアル用ジャケットやオーバーサイズシルエットの製品では、一番下を外して抜け感を出すスタイリングも許容されます。

ベスト(ジレ)のボタン留め方

スリーピーススーツやフォーマルシーンで着用するベスト(ジレ)も、ジャケットと同様に「一番下のボタンは外す」のが基本です。ベストの最下部にあるボタンホールは、馬に乗った際やお腹まわりの圧迫を避けるためのディティールが起源であり、現代でも裾が開くカッタウェイフロントと呼ばれるデザインになっているため、外しておくことで座った際の生地の浮き上がりを防ぎます。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。