喉に食べ物が詰まった際、人は反射的に両手で喉元をかきむしるような仕草をします。これは世界共通の窒息の合図で「チョークサイン」と呼ばれます。餅による気道閉塞では、声帯が塞がれるため「助けて」と声を発することができません。顔色の急激な変化(チアノーゼ)や、必死に息を吸おうと胸を上下させる様子が見られたら、一刻の猶予もない窒息状態です。
ためらわずに「救急車を呼ぶ判断」を下すことが不可欠です。声が出せない、強い咳き込みができない状態を確認した時点で、即座に119番通報を行ってください。周囲に人がいる場合は「あなたは119番通報、あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に指示を出します。一人しかいない場合は、スマートフォンのスピーカー通話機能を活用して通話をつないだまま、直ちに応急処置を開始するのが鉄則です。