2026年1月11日、本田真凜は都内で引退記者会見を開き、21年間に及ぶ競技生活に終止符を打ちました。会見場で彼女が見せた晴れやかな笑顔と時折こぼれた涙は、多くのファンの胸を打ちました。
彼女が語った引退理由の核心は「やり切ったという充実感」と「身体の限界との向き合い」でした。2016年の世界ジュニア選手権で優勝し、一躍トップスターとなった真凜でしたが、シニア転向後は体型の変化や技術の高度化、そして度重なる怪我に苦しめられました。
特に右肩の度重なる脱臼癖は深刻で、会見時の本人の言葉でも「明治大学進学時に『大学4年間を終えたら引退する』と心に決めていた」という計画的な決断であったことが明かされています。「スケートを嫌いになりそうな時期もあったけれど、最後はスケートが大好きだと思える状態で終えることができた」という手記のような告白は、結果至上主義の競技世界で戦い抜いたアスリートの気高い引き際を示していました。