彼のアートへの感性や独特の佇まいを語る上で欠かせないのが、偉大な祖母・樹木希林の存在だ。幼少期から独特の美学とユーモアを持って孫たちに接していた彼女は、モデルという道を選ぶ際にも大きな後押しとなった。周囲の評価や固定観念に縛られず、「自分自身の感覚を信じなさい」という教えは、今もUTAの心の深層に深く刻まれている。
樹木希林が見せた飾らない生き方と徹底したリアリズム。それは、カメラの前で静かに情熱を燃やす現在の彼の表情にも確実に受け継がれている。個性を偽らず、ありのままの自分で世界と対峙する強さは、この唯一無二の祖母との密接な会話の中で研ぎ澄まされていった。