感謝の気持ちをまっすぐ届けるためには、お父さんの趣味嗜好や現在の関心事を丁寧に見つめ直すことが最初のステップとなる。本選びで失敗しないための最大のコツは、「自分が読ませたい本」ではなく「相手が開きたくなる本」を選ぶことだ。普段の会話や週末の過ごし方から、今どんな話題にアンテナを張っているかを探る作業が欠かせない。
例えば、仕事の第一線で活躍を続けるお父さんなら、明日からのモチベーションや思考の武器になるビジネス書がしっくりくる。一方で、休日にベランダ菜園や料理、ゴルフを楽しむお父さんには、カラー図解が豊富な実用書が最高のパートナーになるはずだ。読書から離れていた父親に対しては、文字量の多い単行本よりも、写真やイラストが主体のビジュアル本や短編小説集から提案するのが喜ばれる秘訣といえる。
さらに、読書環境の好みにも気を配りたい。重厚なハードカバーを手にする時間を愛する紙派なのか、移動中に端末で軽快に読むデジタル派なのか。この好みを把握しておくことで、単行本の郵送から電子書籍のプレゼントコードまで、最適な贈答スタイルを組み立てることができる。