これほどまでに厳しい現実がありながらも、バス運転士として生き生きと働き続ける人々も確かに存在する。彼らに共通するのは、強固なプロ意識と、運転そのものに対する純粋な適性だ。
「一人で黙々と運転に集中するのが好き」「地域の高齢者や子供たちの足を守っているという誇りがある」。そう語る運転士にとって、この仕事は天職となり得る。また、大手私鉄系のバス会社など、福利厚生や退職金制度が極めて安定している企業に潜り込めれば、世間一般の平均以上の待遇を得ることも不可能ではない。要は、向き・不向きが極端に分かれる職種なのだ。