坂本の名を世界に轟かせたのは、日の丸を背負った戦いでの圧倒的な勝負強さだ。侍ジャパンの中心選手として挑んだワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプレミア12、そして東京五輪。大舞台になればなるほど研ぎ澄まされる集中力は、数々の国際試合で日本を救ってきた。
ピンチの場面でマウンドへ駆け寄り、若き投手陣に笑顔で声をかける姿。プレッシャーが極限に達する場面で放つ決定的な一本。国際舞台で培った勝負勘とメンタリティは、読売ジャイアンツの伝統を継ぐ者としての風格をさらに強固なものにした。世界の頂点を知る男だからこそ、自らの引き際に対しても一切の妥協を許さない。