藤井ブームを支えるインフラとして欠かせないのが、インターネットテレビ局「ABEMA」の存在だ。ABEMAが提供する将棋チャンネルの普及により、対局のリアルタイム視聴が定着し、若い世代やライト層のファンが激増した。対局中の食事やおやつがSNSでトレンド入りする現象は、企業の広告意欲を強く刺激している。
その代表例が、タイトル戦の主催・協賛を務める不二家である。看板商品のおやつを提供し、藤井を起用したCMを展開することで、ブランドイメージの向上と売上拡大を同時に実現した。メディア露出の爆発的増加に伴い、将棋コンテンツそのものが高い商業的価値を持つようになり、その中心にいる藤井に莫大なスポンサー料が還元される好循環が生まれている。