文字入力トラブルを解決する第一歩は、半角と全角が持つ本質的な違いを理解することです。コンピュータの黎明期において、アルファベットや数字、基本的な記号を表現するために設計されたのが1バイト(8ビット)の半角文字(ASCIIコード)でした。一方、漢字やひらがななど膨大な文字種を扱う日本語環境のために設計されたのが2バイト(16ビット以上)の全角文字です。
視覚的な違いとして、半角文字は正方形のちょうど「半分」の細長い枠に収まるプロポーションを持ち、全角文字は「正方形(全角)」のマス目いっぱいにデザインされています。ディスプレイ上ではわずかな差に見える場合でも、システム側にとっては「まったく異なるデータ」として処理されます。
肉眼での見分け方としては、文字同士の間隔が引き締まっているものが「半角」、日本語の漢字と同じように等幅のスペースを占有しているものが「全角」です。また、入力中の文字列の下に点線や下線(アンダーライン)が出ている場合、それは「日本語入力システムが変換確定を待っている状態」であり、全角として扱われている可能性が極めて高くなります。