これらのクイズで提示される解答は、単なる奇抜なアイデアではありません。犯罪心理学 サイコパステストや認知行動科学の視点から分析すると、彼らの脳内では一般人と根本的に異なる情報処理が行われていることが判明しています。
心理学では共感性を大きく2つに分類します。相手の心情を感じ取って胸が痛む「情動的共感(Emotional Empathy)」と、相手の心理状態や状況を論理的に把握する「認知的共感(Cognitive Empathy)」です。健常者は他人の痛みを自分の痛みのように感じる情動的共感が働くため、極端な合理主義を道徳的良心が抑制します。しかし、サイコパス気質の人物は情動的共感が著しく麻痺している一方で、認知的共感や論理計算能力が非常に高いケースが多々あります。
哲学の有名な「トロッコ問題」において、5人を助けるために1人を橋から突き落とせるかという問いに対し、一般人は激しい心理的葛藤を抱えます。ところが、重度のサイコパス傾向を持つ被験者は、脳の情動を司る扁桃体(Amygdala)の活動がほとんど活発化せず、迷うことなく「1人を犠牲にする方が計算上正しい」と即答する傾向が実験によって確認されています。クイズにおける不気味な正解は、まさにこの「ブレーキなき功利主義的思考」の産物なのです。