華麗なキャリアの裏で、彼女の私生活もまた平坦な道ばかりではなかった。安藤には二度の結婚歴がある。
最初の結婚は1989年、大手広告代理店に勤務する男性とのものだった。しかし、多忙を極めるキャスター業務とすれ違いの日々が続き、約3年半で結婚生活にピリオドを打つことになる。その後、長い年月を経て2012年に再婚相手として選んだのが、敏腕テレビプロデューサーとして知られる堤康二氏だった。
堤氏はフジテレビジョンの名物ディレクターやプロデューサーを歴任し、後に共同テレビジョンで重責を担ったメディア界の実力者だ。二人は長年にわたる仕事仲間であり、戦友とも呼べる深い信頼関係で結ばれていた。堤氏には前妻との間に子供がいたが、安藤と堤氏が築いたのは、互いの独立したプロ意識を尊重し合う大人のパートナーシップだった。法律上の夫婦という形式以上に、過酷なメディアの世界を共に生き抜いてきた同志としての絆が、二人の生活の基盤となっている。