アニメ総集編に新規カットを加えて公開された『劇場版 暗殺教室 365日の時間』は、渚とカルマの視点から3年E組の日々を回想する構成となっている。卒業から7年後、荒れ果てた旧校舎で再会した大人になった二人の佇まいは、観客に強い印象を残した。
背が伸び、スーツを身にまとったカルマと、小柄ながらも芯の通った強い眼差しを持つ教師となった渚。二人が旧校舎の教室で静かに言葉を交わすシーンは、過ぎ去った青春への甘傷的なノスタルジーではなく、未来へ向けた覚悟の再確認であった。劇場版追加カットによって描かれた二人の空気感は、彼らの絆が一時的な中学時代の思い出にとどまらず、生涯にわたる絆へと昇華したことを物語っている。