世界最高峰のビジネス誌であるハーバード・ビジネス・レビュー(Harvard Business Review)の数々の論文でも、世代間による仕事観や愛社精神の捉え方の違いが度々議論されている。若い世代にとって、会社への貢献は「パーパス(存在意義)」への共感と直結している。
この世代間のギャップと融合を象徴的に描いたのが、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイ主演のヒット映画『マイ・インターン』だ。作中、シニア・インターンとして働く主人公は、伝統的な職業倫理と組織への献身(Loyalty)を行動で示す。一方で、若き女性CEOはスピード感とアジャイルな文化の中で事業を急成長させるが、やがて主人公の持つ誠実さや深い組織愛に救われていく。
映画が示唆するように、旧来の献身的なアタッチメントと現代的なアジリティ(柔軟性)の融合こそが、最強の組織を作る。単に言葉を使い分けるだけでなく、世代ごとに異なる「愛社精神」のバックグラウンドを理解することが、グローバルコミュニケーションには不可欠なのだ。