自らの意思で番号を選べる希望ナンバー制だが、誰もが欲しがる数字には厳しい抽選の壁が立ちはだかる。国土交通省の認可のもと、標板の普及と管理を担う一般社団法人全国自動車標板協議会が公表するデータを見れば、その過熱ぶりは一目瞭然だ。
全国共通で毎週月曜日に抽選が行われる激戦区の筆頭は「1」「7」「8」といったシングルナンバー、そして「8888」に代表されるゾロ目である。特に「1」は、頂点を目指すリーダーやスポーツカー愛好家からの応募が殺到し、当選倍率が数十倍に達する地域も珍しくない。末広がりを意味する「8」は、縁起の良さと視覚的な左右対称の美しさから、常に全国トップクラスの倍率を維持し続けている。
地域ごとの特性も興味深い。富士山ナンバーエリアでは標高にちなんだ「3776」が圧倒的な競争率を誇り、横浜や品川などの都市部では「3」や「7」といった洗練されたシングルナンバーが際立つ。抽選を避けて確実性を取るか、数ヶ月待つ覚悟でプレミアムな数字を狙いにいくか。ここにもオーナーの戦略が試される。