キャリアの中軸を成したのは、間違いなく「単体女優」としての矜持である。大手メーカーであるソフト・オン・デマンド(SOD)やプレステージなど、カラーの異なるトップレーベルから次々と発表された主演作群。企画ごとにまったく異なる表情を見せ、監督の過激な要求や難解なコンセプトにも、卓越したリアクションと身体性で応えてみせた。
ソフト・オン・デマンドで見せたドラマ性の高い挑戦的な試み、そしてプレステージの洗練されたカメラワークの中で際立った情熱的なアプローチ。どちらの現場でも、彼女は妥協を許さなかった。作品ごとに自らの限界値を更新し続けるストイックさは、同業者やスタッフからも畏敬の念を集める決定打となっていた。