北は久慈から南は盛(大船渡市)まで、太平洋沿岸を一筋に結ぶ線路。最新の運行状況は極めて順調で、旅行者がストレスなく沿線観光を楽しめるダイヤが整えられている。乗車前に必ず確認しておきたいのがお得な企画乗車券だ。全線走破を目指すなら「1日フリー乗車券」が最適解。区間ごとの途中下車を繰り返し、気ままに沿線の絶景や食文化を楽しめる便利さが支持されている。
運航を手掛ける三陸鉄道株式会社では、季節の魅力を引き出す特別列車の運行にも積極的だ。冬場に高い人気を誇る「こたつ列車」では、車内に設置されたぬくぬくのこたつに入り、地元産の新鮮な海の幸を詰め込んだ重箱を味わう贅沢を満喫できる。太平洋を見下ろす名所・大沢橋梁や安家川橋梁では、列車が速度を落として徐行運転する粋なサービスもあり、シャッターチャンスを逃さない。
旅のお楽しみであるグルメも実に多彩。宮古駅で話題を集める名物「瓶ドン」は、瓶に詰まった旬の海鮮をご飯の上へ豪快に盛り付けるスタイリッシュな体験型グルメ。久慈駅の名物「うに弁」や盛駅周辺の貝料理など、駅を降りるたびに新たな味覚と出会える。これぞまさに本格的な観光・ローカル線旅の醍醐味と言えるだろう。