EV(電気自動車)市場が成熟期へと差し掛かり、使用済み車載バッテリーの大量廃棄時代が到来した2026年。この課題に真っ正面から挑んでいるのも同社だ。
発火事故のリスクが高く、解体手順が複雑極まりない全固体電池や次世代リチウムイオン電池。同社は独自の安全放電プロセスと自動解体ラインを独自開発した。従来は手作業で数時間を要していたバッテリーセルからのブラックマザー(コバルトやニッケルを含む濃縮粉末)回収を、わずか数分に短縮したというから驚きだ。
「これほど完璧なクローズドループ(完全循環)を実現しているプレイヤーは世界でも数少ない」。欧州の自動車メーカー幹部が漏らしたこの一言が、同社の技術的優位性を何よりも雄弁に物語っている。