ネット上で爆発的に拡散されたコピペの原型は、アニメファン同士の雑談を装った一人語りから始まります。まずは、語り草となっている「キリトかなーやっぱり」の全文を振り返ってみましょう。
【拡散された代表的な全文テキスト】
「オタク仲間で『自分をアニメキャラに例えると誰か』って話になったんだけど、みんなから『お前は絶対キリトだろ』って言われた件について。理由聞いたら『普段は無口でクールだけど、いざとなったら仲間を守るために本気出すところがそっくり』らしい。いやいや、さすがにキリトほどイケメンじゃないしチート能力もないから否定したんだけど、女子陣からも『いや、雰囲気とか佇まいがキリトそのものだよ』ってゴリ推しされた。自分ではそこまで似てるとは思わないんだけど……まぁ、強いて言うならキリトかなーやっぱりw」
この文章の秀逸さは、前半で「自分は否定した」という謙虚なポーズを取りながら、周囲の証言(特に女子からの評価)を引用して外堀を埋め、最後のオチで「キリトかなーやっぱり」と自ら肯定する点にあります。この構成の完璧なまでの自己顕示欲が、当時のネットユーザーの琴線に触れ、爆笑とツッコミの渦を巻き起こしました。