福島盆地特有の寒暖差が育む野菜の濃密な味わい。それをダイレクトにプレートへ落とし込むオーガニックビストロが、今最も熱い視線を浴びている。信夫山(しのぶやま)の麓に店を構える注目のビストロでは、シェフ自らが毎朝近郊の農家を回り、その日に収穫されたばかりの野菜を仕入れる。
水滴が弾けるほど新鮮なケールや紫キャベツのサラダ、甘みが凝縮された根菜のロースト。メインの魚や肉を食う勢いで、脇役のはずの野菜が主張してくる。一口食べれば、土の匂いと太陽のパワーが体に満ちていくのを感じるはずだ。サステナビリティが叫ばれる時代の真ん中で、これほど贅沢で説得力のあるランチは他にない。