句切れとは、短歌(五・七・五・七・七)や俳句(五・七・五)の途中で、文の意味やリズム、感情の区切り(言い切り)が入る場所を指します。短歌であれば第一句から第四句の終わり、俳句であれば初句や二句の終わりに位置します。
なぜ歌人や俳人は句切れを用いるのでしょうか。その最大の理由は、「リズムの緩急」と「情景・感情の強調」にあります。流れるように詠むのではなく、あえて途中で文を一度断ち切ることで、読者に強い余韻を残したり、直前の情景を際立たせたりする表現技法としての効果が働いています。
例えば、叙景(風景の描写)から叙情(心情の吐露)へと視点を劇的に切り替える際、句切れは鮮烈なコントラストを生み出す重要な役割を果たします。