試作された濃縮シロップは、アトランタの「ジェイコブス薬局」へと持ち込まれた。当初はソーダフォンテン(給水機)の冷水で割って1杯5セントで試飲販売される予定だった。ところが、担当者が偶然にも普通の水ではなくソーダ水(炭酸水)で割って客に提供してしまう。
口いっぱいに広がる爽快な泡と独特の芳醇な風味が、爆発的な評判を呼んだ。パートナーのフランク・ロビンソンが「C」の文字が流れるような美しいロゴと「Coca-Cola」という名称を考案。世界的飲料の「奇跡の味わい」は、こうした偶然とアイデアの融合によって産声を上げた。