華やかに見える似顔絵師の仕事だが、その裏には厳しい現実もある。天候や季節に左右される収入、長時間同じ姿勢での制作による身体的負担、そして何より「似ていない」というクレームへの対応。
ベテラン似顔絵師の佐藤孝志氏(仮名、55歳)は率直に語る。「10人描いて、9人が喜んでくれても、1人の不満が心に残る。それでもこの仕事を続けるのは、お客さんの笑顔が見たいから」。
収入面では、専業で年収300万円から500万円程度が一般的。トップクラスの人気作家になれば年収700万円を超えるが、それは一握りだ。多くの似顔絵師が副業や他のアート活動と並行して活動している。