購入を検討する上で最も気になるのが、部屋を冷やす能力、日々の電気代、そして導入コストのバランスです。リビング用の従来型扇風機、スリム型タワーファン、そして高級羽根なし扇風機の代表的なスペックを客観的な指標で比較しました。
※電力料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh(税込)」にて試算。
表を見ると分かる通り、純粋な「送風機」としての電気代はDCモーター搭載の従来型扇風機と大差ありません。ひと夏を通しても電気代の差額は数百円レベルに収まります。ただし、ヒーター機能を搭載したハイブリッドモデル(温風兼用)を使う場合、消費電力が一気に1200W以上に跳ね上がる点には警戒が必要です。一般的な電気ファンヒーターと同等の電力を消費するため、冬場にメイン暖房として常用すると月々の電気代が1万円以上跳ね上がるケースがあります。
また、タワーファンとの違いを混同する方が多く見受けられますが、タワーファンは縦長の円筒型シロッコファンがボディ内部で回転する仕組みです。正面の縦型スリットから風をダイレクトに吹き出すため風力は強いものの、内部のファンに付着したホコリを分解して掃除することが構造上きわめて困難という決定的な弱点を持っています。