日本野球機構の歴史において、救援投手の価値を決定づけた伝説的記録が存在する。セ・リーグ記録として長く燦然と輝くのが、阪神タイガースで圧倒的な絶望感を相手打線に与えた藤川球児の38試合連続無失点だ。全盛期の浮き上がるような直線軌道のストレートは、配球が分かっていてもバットが空を切る異次元の威力を誇った。
この大記録を塗り替え、日本記録の頂点に立ったのがパ・リーグの平良海馬だ。埼玉西武ライオンズの主軸として、39試合連続無失点という金字塔を打ち立てた。160キロに迫る剛速球と鋭く落ちる変化球のコンビネーションは、対戦打者のスイング率を著しく低下させた。過去の圧巻データを見返しても、両者が記録達成時に残したイニングあたりの被安打数と奪三振率は群を抜いている。