白杖の操作性において最も重要な要素が「長さの選定」です。長すぎると操作半径が広がりすぎて周囲の歩行者に接触しやすくなり、短すぎると前方障害物の検知が遅れ、つまずきや転落事故のリスクが高まります。
歩行訓練士(O&Mインストラクター)が推奨する一般的な長さの決め方基準は以下の通りです。
- 直立時の目安:地面から「みぞおち(胸骨下端)」〜「脇の下」の高さ(身長マイナス30〜35cm程度)。
- 歩行スピードと歩幅に応じた補正:歩行速度が速い方や歩幅が広い方は、前方の安全マージンを確保するため「肩の高さ」に近い長め(身長マイナス25cm程度)を選択。
- シンボルケーンの場合:路面を叩かないため、胸からみぞおちあたりのやや短めを選定し、携行性を優先。