川奈ルミを語る上で欠かせない存在が、元インドネシア大統領夫人であるデヴィ・スカルノ氏です。社交界のトップに君臨するデヴィ夫人が、なぜ無名の時代から彼女を熱心に応援し、自らのバースデーパーティーや主催慈善行事でメインシンガーとして起用し続けてきたのか。この点について、ネット上では「実は秘書なのではないか」「同居しているのでは」といった憶測が飛び交いました。
しかし、関係者の証言と当時の特番インタビューで語られた言葉を照らし合わせると、その真相は極めて純粋な「芸術への敬意」にあります。デヴィ夫人はかつて、川奈ルミの歌声を初めて耳にした際、「かつての名歌手・青江三奈さんを彷彿とさせる、魂を揺さぶる本物の声」と激賞。商業主義にまみれた現代の流行歌とは一線を画す、その泥臭くも気品ある歌唱力に感銘を受け、私財を投じてでも世に出すべき逸材としてバックアップを買って出たのです。
デヴィ夫人が作詞を手掛けた楽曲の存在や、夫人のYouTube企画における息の合った掛け合いからもわかるように、二人の関係は単なるビジネスの枠を超えています。社交界の厳しい審美眼を持つデヴィ夫人が選んだ「本物のアーティスト」という称号こそが、彼女の後ろ盾の本質です。