2015年に公開された実写映画『暗殺教室』において、最大のサプライズとなったのが二宮和也さんの声優起用でした。映画公開前のポスターや予告編では「殺せんせーの声は誰?」と大々的に煽られ、エンドロールにも名前が伏せられた状態で初日を迎えました。そして公開初日の舞台挨拶で二宮さんがサプライズ登壇し、日本中のエンタメニュースを席巻することになります。
制作陣が二宮さんを抜擢した最大の理由は、「親しみやすさの中に潜む鋭い知性と、唯一無二のハイトーンボイス」でした。CGで描かれる殺せんせーに生命を吹き込むには、親しみやすい愛嬌と、どこか達観したクールさを両立できる声質が必要不可欠だったのです。
二宮さんはアフレコ現場で羽住英一郎監督と綿密にディスカッションを重ね、あえて声優の芝居に寄せすぎず、俳優ならではの自然な会話の間合いやウィットに富んだニュアンスを重視。その結果、実写映画のトーンに完璧にマッチした殺せんせーが生み出されました。