テレビ神奈川をはじめとする地方独立局に関して、ネット上ではいくつかの大きな誤解が流布しています。その最たるものが「tvkの番組は神奈川県民しか見られない」という思い込みです。実際には、前述のJ:COMをはじめとするケーブルテレビの区域外再送信や、東京都城南・多摩エリア、埼玉県南部などでの直接電波受信により、首都圏の推定数百万人規模がtvkを視聴可能な状態にあります。番組表アプリの地域設定を「東京」から「神奈川」に切り替えるだけで、隣接エリアのユーザーもその恩恵を享受できます。
また、配信全盛期における「見逃し配信の壁」も正しく理解しておく必要があります。キー局の番組であればTVerを開けば一発で解決しますが、テレビ神奈川見逃し配信視聴方法は番組によってプラットフォームがバラバラに分散しています。
- TVer配信対象番組:一部の全国向けバラエティやドラマ(全体の約20%程度)。
- 公式YouTubeチャンネル:ニュース番組(『News Link』の特集コーナー)や『猫のひたいほどワイド』の一部ダイジェスト。
- 配信なし(リアルタイム・録画必須):昭和のアーカイブ再放送、権利関係が複雑な音楽特番、深夜アニメの特定枠。
このように、「あとで配信で見ればいい」と油断していると二度と視聴できないケースが少なくありません。さらに、研究者やメディアウォッチャーから需要の高い神奈川県テレビ番組表過去ログの探索についても、Web上の番組表サイトは通常1週間〜数カ月でログが消去されてしまいます。過去数年分の編成データを追う場合は、横浜市中区にある「放送ライブラリー」の収蔵検索システムを利用するか、国会図書館所蔵の全国紙テレビ欄マイクロフィルムを照会するのが、現場のプロが実践する唯一確実な調査ルートです。