Q1:「蟷螂の斧」の「蟷螂」はなぜカマキリと読むのですか?
A1:「蟷螂(とうろう)」は漢語(中国語)由来の音読みです。中国古代からカマキリを指す漢字として「蟷(とう)」「螂(ろう)」が使われており、日本に漢字が伝来した際に昆虫のカマキリ(螳螂)にこの漢字が当てられました。
Q2:「蟷螂の斧」と「ごまめの歯ぎしり」の決定的な違いは何ですか?
A2:行動の有無が異なります。「蟷螂の斧」は実際に強大な相手に向かって鎌を振り上げ行動を起こす無謀さを指します。対して「ごまめの歯ぎしり」は、力が及ばない者が悔しがって歯ぎしりをする様を表し、実際の対抗行動を起こせていない悔恨の感情に重きが置かれます。
Q3:原典の『韓詩外伝』以外にもこの故事は書かれていますか?
A3:はい。『荘子(そうじ)』の人名世篇や山木篇、『淮南子(えなんじ)』人間訓など、複数の中国古典に類似の説話が収録されています。『荘子』では、自らの才能を過信して身を滅ぼすことへの強い警告としてカマキリの姿が引き合いに出されています。