店名の「栞」には、本を読むときに挟む目印のように、訪れた人々の記憶に残る一品を提供したいという思いが込められている。店内は木目調の落ち着いた空間で、カウンター席とテーブル席を合わせて約20席。女性客や家族連れでも入りやすい雰囲気が特徴だ。
メニューの中心となるスープカレーは、15種類以上のスパイスを独自にブレンド。クミン、コリアンダー、ターメリックといった基本スパイスに加え、カルダモンやクローブで奥行きを出している。ベースとなる豚骨スープは8時間以上煮込み、コラーゲンが溶け出したとろみのある仕上がり。そこに信州味噌をブレンドすることで、辛さの中にまろやかなコクが生まれる。
彩り豊かな具材が魅力
野菜は地元農家から仕入れた旬のものを中心に使用。パプリカの鮮やかな赤と黄色、カボチャのオレンジ、ブロッコリーの緑が器の中で華やかに映える。コーンの甘みがスパイスの辛みを和らげ、子どもでも食べやすい工夫がされている。厚切りの豚肉は、柔らかくジューシーで食べ応え十分だ。
セットメニューには雑穀米が付く。白米ではなく、もち麦や黒米を混ぜた雑穀米を選んだ理由は、健康志向の高まりと食物繊維の摂取を促すため。スープと一緒に食べることで、満足感が高まる。ドリンクとミニデザートも付属し、ランチタイムでも夜の食事でもゆっくりとした時間を過ごせる設計だ。