Q1:シーザーサラダを自宅で作る際、カエサルの時代にはなかった特別なレタスが必要ですか?
A1:必須となるのは「ロメインレタス(コスレタス)」です。一般的な玉レタスよりも葉が肉厚で熱やドレッシングの重みに強く、加熱してもシャキシャキ感が失われません。古代ローマでも同系統の原種は栽培されていましたが、現代のシーザーサラダに欠かせない立ち姿の美しいロメインレタスは、近世以降に品種改良されたものです。
Q2:元祖のドレッシングにある「コドルド・エッグ(Coddled Egg)」とは何ですか?
A2:沸騰した湯の中に殻付きの生卵を約1分間だけ通した「極めて軽い半熟卵」のことです。白身の表面だけがわずかに白濁した状態で割り入れ、レモン果汁やオリーブオイルと激しく撹拌することで、マヨネーズを使わずにサラリとした滑らかな乳化液を作り出します。
Q3:なぜアンチョビの切り身が入っていないのにアンチョビの味がするのですか?
A3:元祖レシピで用いられる英国伝統の「リー&ペリン ウスターソース」に、原材料としてカタクチイワシ(アンチョビ)の塩漬け発酵液が含まれているためです。調味料の中に溶け込んだ魚の旨味が隠し味となり、魚臭さを感じさせずに深いコクを生み出しています。
Q4:メキシコのティファナにある元祖レストランは現在も営業していますか?
A4:はい、発祥の地である「Hotel Caesar's(ホテル・シーザーズ)」内のレストランは現在も営業を続けています。創業当時の重厚なウッドカウンターが残る店内では、今でもウェイターが客席横のワゴンで大きな木製ボウルを使い、1924年当時の調合手順そのままに元祖シーザーサラダを仕上げて提供しています。