ネット上でいまだに誤解されがちな決定的な盲点は、「ユーキャンという企業が『日本死ね』を選出したわけではない」という事実です。
この賞の正式名称は「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」であり、主催者は出版社の自由国民社です。ユーキャンは2004年から協賛企業(スポンサー)として資金提供とプロモーション面で協力している立場に過ぎず、ノミネート語の抽出やトップ10・大賞の決定に関する審査権は一切持っていません。
しかし、メディアのヘッドラインでは文字数の制限から「ユーキャン流行語大賞」と略されることが常態化していました。その結果、選考委員会の判断がそのままユーキャンの企業姿勢であるかのように読者に誤認され、検索行動として「ユーキャン 死ね」という強烈なキーワードが蓄積・固定化されるという構造的被害を生み出しました。