今年目立つのは、サイバーパンクな世界観と日本の伝統的な夏祭りが融合した「ネオ縁日」スタイルだ。ホログラムで浮かび上がるお面屋、蛍光色に光るかき氷のシロップ、そして未来的な着物を身にまとったキャラクターたち。かつてSF映画で描かれたような架空の祭りが、絵師たちの手によって圧倒的なリアリティを持つビジュアルとして提示されている。
一方で、伝統的な参道を舞台にしたコテコテのノスタルジー作品の人気も衰えていない。むしろ、最先端のサイバー演出と対比されることで、クラシックな「日本の夏」の静けさや切なさが、より一層際立つ結果となっている。