2018年、二人の間に待望の双子の男児が誕生した。この出来事は、夫妻の生活様式を劇的に変える転換点となる。当時30代後半での出産だった仲間にとって、二人の乳幼児を同時に育てる日々の過酷さは想像を絶するものだった。
そこで真価を発揮したのが、夫・田中の徹底した「家庭ファースト」の姿勢だ。早朝の離乳食作りから保育園の送迎、夜泣きの対応に至るまで、田中は率先して育児の最前線に立った。舞台俳優としての不規則なスケジュールを調整し、仲間が撮影で家を空ける期間は、彼が完全に家庭の司令塔を務める。
「完璧を目指さないこと」を合言葉に、時には惣菜に頼り、時には散らかった部屋を笑い飛ばす。二人で手を取り合い、怒涛の乳幼児期を駆け抜けた経験が、夫婦の絆を単なる恋人同士のものから、揺るぎない「戦友」のような連帯感へと昇華させた。