ここで注意しなければならないのは、伝統的な冠婚葬祭マナーにおける「目上の人に対して現金を贈るのは非礼」という基本原則だ。目上の人に現金を贈ると、「お金に困っているだろうから助けてあげる」という上から目線の意図が含まれてしまうと解釈されてきた歴史がある。
しかし、出産祝いに関しては事情がやや異なる。職場の先輩や上司から部下へ、あるいは親から子へ贈るケースでは現金が喜ばれるのが一般的だ。一方で、部下から上司、あるいは年上の親族へ贈る場合は、今なお現金ではなく選べるカタログギフトや上質なタオルセットなどを選ぶのが無難とされている。