海洋深層の水温変化や酸性化のスピード、プラスチックごみの拡散ルートを追跡する次世代の海洋観測装置(Argoフロート)が大きな進化を遂げた。AIを搭載した自律型の移動用フロートは、深度数百メートルから海面までを自在に浮沈しながら、微細な水質データを世界規模のネットワークへリアルタイム送信し続けている。
これにより、エルニーニョ現象や異常気象の予兆を数ヶ月単位で早く察知することが可能となった。海洋資源を守る漁業関係者にとっても、黒潮の流路変更や赤潮の発生予知に役立つ生命線として、この高度な観測ネットワークへの期待は膨らむ一方だ。