前作からの遺恨として残り続けていた「ベキの残した遺言」。第13話において、その真の内容が収められた暗号化ファイルが、黒須の手に渡ったことで解読が進められた。
ファイルに記されていたのは、テロ組織「テント」の真の目的が世界破壊ではなく、孤児や貧困地域を救済するための「自給自足型経済圏の創設」であったこと、そしてそれを阻止しようとする巨大資本との攻防の記録だった。ベキの残した言葉は、単なる復讐劇の終着点ではなく、未来の秩序を変革するための青写真だったのである。
乃木はこの遺志を継ぐのか、それとも日本政府の犬として別班の任務を全うするのか。彼の精神的な葛藤が、このファイルの解読によってピークに達した。