クリスティアーノ・ロナウド歴代彼女のなかで、現在も語り草となっているのがロシア出身のトップモデル、イリーナ・シェイクとの5年間にわたるロマンスです。二人は2010年、高級ブランドの広告撮影現場で意気投合し、交際をスタートさせました。世界一のフットボーラーと世界的トップモデルの組み合わせは、まさに現代の理想のカップルとして羨望を集めていました。
しかし、2015年1月、スイス・チューリッヒで開催されたFIFAバロンドール授賞式にイリーナの姿はなく、破局のニュースが瞬く間に世界を駆け巡りました。ポルトガルやスペインの有力紙が報じた最大の亀裂は、ロナウドの実母マリア・ドロレス・ドス・サントス・アベイロの60歳を祝うサプライズバースデーパーティーを巡る対立でした。
関係者の証言によると、マデイラ島で開かれた母親の還暦祝いへの出席を巡り、多忙を極めるトップモデルとしての自立した生活を優先しようとしたイリーナと、母への絶対的忠誠を求めるロナウドの間で激しい口論が勃発したと伝えられています。当時の欧州エンタメ誌『Hello!』などの取材に対し、イリーナの代理人は「母親との関係悪化が破局の直接原因ではない」と否定したものの、直後にイリーナ本人がスペインの『Hola!』誌のインタビューで放った発言は、世界中のメディアを震撼させました。
「私は忠実で、自分を女性らしく誇らしく感じさせてくれる男性を求めています。私の隣にいた男性は、私を不安にさせ、惨めな気持ちにさせる存在でした」
この赤裸々な言葉は、ロナウドの浮気疑惑や、彼を中心として回る家庭環境のなかで、ひとりの自立したキャリアウーマンとして尊重されなかった深い孤独と失望を浮き彫りにしています。独立心に満ちた世界最高峰のモデルと、家族愛を何より至上命題とするロナウドのファミリーカルチャーは、本質的に相容れない宿命を抱えていたのです。