教育改革の旗振り役である上原聡校長は、生徒一人ひとりが持つ強烈な個性やこだわりを「偏愛」と呼び、それを肯定することから教育が始まると説く。平均点を取ることばかりを求める教育では、激変するAI社会において代替の効かない人材は育たない。
私立学校教育の使命とは、時代の変化を敏感に察知し、公立校には真似できない大胆な独自カリキュラムを果敢に導入することにある。生徒の「好き」という純粋なエネルギーに火をつけ、社会で通用する実践的なスキルへと昇華させる同校のアプローチは、日本の教育界全体に向けた強力な問題提起でもある。