連載初期やアニメ登場時、フロックに対するファンの感情は「嫌悪」や「ウザいキャラ」というネガティブなものが大半を占めていました。正論を振りかざして空気を壊し、エレンに心酔して尊大な態度を取る姿が鼻についたためです。
しかし、物語が終盤へ進むにつれ、SNSや掲示板を中心としたネット上の反応は「嫌いから好きへ」「最高に筋が通った漢」へと劇的に転換していきました。再評価された主な理由は以下の通りです。
- 圧倒的な一貫性と愛国心:最初から最期まで「パラディ島とそこに住む仲間を守る」という目的から一度もブレなかった点。
- 凡人ゆえの凄まじい覚悟:アッカーマンや巨人化能力者のような特別な才能を持たないただの人間でありながら、海を引きずられてまで任務を遂行しようとした超人的な執念。
- 声優・小野賢章氏の神がかった名演:狂気と脆さ、哀愁が入り混じった小野賢章氏の演技が、フロックの魂の叫びに圧倒的な説得力を与えた点。
「正義の味方」として世界を救おうとするアルミンたちよりも、泥臭く自国の民を守ろうとしたフロックのリアリズムに共感するファンが続出し、今や作品屈指の人気・重要キャラクターとして語り継がれています。