この一連の出来事が残したものは、単なるタレントの熱愛劇という記録ではない。異なるカルチャーが交錯した際に生じる摩擦の激しさと、日本のメディアが内包する構造的な歪みを露わにしたケーススタディだった。
パンク・ロックが持つ無骨なリアリティと、芸能界が求める清潔なファンタジー。水と油のように反発し合う2つの世界が交わった一瞬の火花は、関わった人々のキャリアを大きく揺さぶりながらも、それぞれが己の足で立ち直るための過酷な通過儀礼となった。時代が移り変わっても、あの騒動の真相と顛末は、メディアと表現者の関係性を考える上で色褪せない問いを投げかけ続けている。 (出典: 横山 健 マギー(Yahoo!ニュース))