男性の美容意識の急拡大に伴い、国内の大手化粧品メーカーもメンズ肌に特化した革新的なプロダクトを続々と投入している。日本を代表する美の先駆者である資生堂は、男性特有の厚い角層や過剰な皮脂分泌に着目。テカリを抑えつつ自然なマット感を維持する皮脂吸着技術を開発し、多忙なビジネスマンから絶大な支持を集めている。
一方、皮膚科学と生活者研究に強みを持つ花王も負けてはいない。光の屈折率を応用し、塗膜の厚みを感じさせずにシミや影を自然にぼかす光学カバー技術をメンズ製品に波及させている。「化粧をしている感」を極限まで排除し、素肌そのものが美しいかのような視覚効果を生み出すアプローチは秀逸だ。
美容クチコミサイト@cosmeの最新ランキングでも、男性ユーザーによるカバー系アイテムのレビュー件数は数年前の数倍規模へと跳ね上がっている。かつては一部の感度の高い層のものだった男性の肌修正が、今やビジネスパーソンの標準的なエチケットとして定着した証左と言えるだろう。