芸能界入りを果たした初期の彼女は、まず優秀なファッションモデルとして十代の若者たちから絶大な支持を集めた。抜群のスタイルと親しみやすい笑顔は、またたく間に看板モデルとしての地位を確立させる。しかし、彼女のポテンシャルはランウェイだけにとどまらなかった。日本のテレビドラマ界へ本格進出を果たすと、その演技センスはすぐに制作者たちの知るところとなる。
大きな転機となったのが、学園ファンタジー作品『山田くんと7人の魔女』での主演だ。七変化する難役に体当たりで挑み、コメディラインと繊細な感情描写を見事に両立させた。勢いは止まらず、SFアクション映画『キューティーハニー TEARS』では圧倒的なアクションシーンに挑戦。美しさと力強さを兼ね備えたヒロイン像を構築し、映画関係者を驚かせた。
さらにフジテレビの「月9」枠で放送された『突然ですが、明日結婚します』では、主演として王道のロマンティック・コメディに正面から挑んだ。当時、ライジングプロダクションに所属し、歌手やバラエティ出演もこなすマルチな活躍でエンターテインメント業界の第一線を走り続けていた。多忙を極める日常の裏で、彼女は表現に対する生真面目なまでの美学を常に抱え続けていたのである。