Q1:神経が死んで痛みが消えたのですが、このまま放置しても治りませんか?
A1:絶対に治りません。痛みが消えたのは治癒したのではなく、痛みを脳に伝える神経(歯髄)が完全に壊死したためです。内部では虫歯菌が繁殖を続け、顎の骨を溶かす「根尖性歯周炎」へと進行しています。放置するとある日突然、顔が変形するほど腫れ上がり、激痛が再発します。
Q2:口の中全体が虫歯だらけでボロボロですが、保険適用だけで治せますか?
A2:はい、保険適用のみで全ての歯を治療し、噛み合わせを回復させることが可能です。現代の保険診療では、奥歯の一部にも白い被せ物(CAD/CAM冠)が適用できるなど選択肢が広がっています。数本〜数十本の治療であっても、数千円ずつの分割通院で無理なく進められます。
Q3:何年も放置して歯医者に行くのが本当に恥ずかしいです。軽蔑されませんか?
A3:一切心配ありません。歯科医師や歯科衛生士にとって、重度の虫歯は日常的に向き合っている臨床対象の一つに過ぎません。医療現場が関心を持つのは「過去の放置理由」ではなく「これからどう治すか」です。不安な場合は、予約時に「長年放置して恐怖心がある」とWeb問診や電話で事前に伝えておくことを推奨します。
Q4:ひどい虫歯を抜歯した後は、差し歯とインプラントのどちらが良いですか?
A4:根っこが残っていれば「差し歯(クラウン)」で温存できますが、抜歯した場合は「インプラント」「ブリッジ」「部分入れ歯」の3択になります。両隣の健康な歯を一切削りたくない場合はインプラントが最善ですが、外科手術が不要で保険適用を希望する場合はブリッジや入れ歯が適しています。全身状態や予算に応じて主治医と相談して決定します。