英語の「Lumberjack(ランバージャック)」は、北米の森林地帯で樹木の伐採や丸太の加工に従事していた木こり・林業労働者を指す言葉です。「lumber(製材用木材)」と、男性の一般的な呼び名であった「jack」が組み合わさった複合語で、19世紀前半からアメリカやカナダの開拓史において広く使われるようになりました。
当時の伐採作業は命がけの過酷な重労働であり、厳寒の森林の中で大木を切り倒す彼らには、強靭な肉体と屈強な精神力が求められました。チェック柄の厚手のネルシャツ(ランバージャック・シャツ)にデニム、無骨なワークブーツ、そして立派な髭というビジュアルは、アメリカン・ヘリテージやタフガイのアイコンとして今なお世界中で愛され続けています。
この「力強さ」「荒々しい自然との対峙」「木々が茂る森のプロフェッショナル」というイメージこそが、のちにプロレスの試合ルールや、森林の生き物を扱う専門店の屋号へと受け継がれていく原点となっています。