のこいのこの名を日本中の子供たちとその親の心に刻み込んだのが、フジテレビ系列の伝説的幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』です。番組内で放送された彼女の代表曲は、今も日本の童謡・キッズソング史に燦然と輝いています。
1976年に発表された『パタパタママ』は、朝から晩まで家事に追われる忙しい母親の一日を、軽快なアップテンポとコミカルな擬音で描いた大ヒット曲です。「パタパタママ パタパタママ」というキャッチーなフレーズと、目まぐるしいテンポの中で一言一句がクリアに耳へ飛び込んでくる歌唱は、彼女の滑舌と表現力の賜物と言えます。
さらに特筆すべきは、1975年にリリースされた『いっぽんでもニンジン』です。この曲は、日本歴代シングル売上1位(450万枚以上)を記録した子門真人の『およげ!たいやきくん』のB面(カップリング曲)として収録されていました。数字の数え歌として作られたこの楽曲は、シングル盤を購入した全国数百万世帯の子供たちに毎日繰り返し聴かれ、社会現象の一翼を担いました。
このほか、乗り物好きの子供たちのバイブルとなった『はたらくくるま』シリーズや『まる・さんかく・しかく』など、幼児の情操教育に寄与した名作の数々を世に送り出しています。