BTSのファン層は、一般的なK-POPグループのイメージを大きく覆す。10代から20代の若者だけでなく、30代・40代、さらには50代・60代のファンが世界中に存在する。特に日本では、中年以上の女性ファンが積極的にコンサートやイベントに参加する姿がたびたびニュースにもなってきた。
彼女たちが「紫のおばさん」として愛され、注目される理由はシンプルだ。好きなものに全力で向き合い、年齢を理由に熱量を抑えない姿勢が、多くの人にとってむしろ憧れに映るのである。日本社会では、大人になると特定のポップカルチャーへの熱狂を抑えるべきとされる空気が根強くある。そんな中で、堂々と紫のサイリウムを掲げる「おばさん」たちの存在は、一種の解放感を体現している。
SNS上ではこうした年配ファンのエピソードが定期的にバズる。「娘に連れられて行ったコンサートで号泣した」「退職記念に初めてソウル遠征した」――そんな体験談が共感を呼び、BTSとARMYの関係性がいかに年齢や国境を超えたものかを示し続けている。