そもそも、なぜプロのランナーではなく、普段走り慣れていない芸能人が走る必要があるのか。それは「過酷な環境で苦しむ姿」こそが、視聴者の同情と感動を誘い、募金額を増やすためのエンジンになっているからだ。しかし、この構造自体が時代遅れになりつつある。
熱中症警戒アラートが連日のように発令される日本の酷暑において、100キロ近い距離を走らせること自体が「虐待ではないか」「パワハラを見せられているようだ」という批判に変わってきている。限界を超えてボロボロになった芸能人の姿を見て涙する時代は終わり、むしろ「そこまでして走らせるテレビ局の傲慢さ」に不快感を抱く視聴者が増えているのが現状だ。