かつてプチプラコスメといえば、若者向けのポップなカラーや、一時的なトレンドを追ったものが主流だった。しかし、ここ数年で国内の主要化粧品メーカーは、長年培ってきたエイジングケア技術を惜しみなく低価格帯のラインにも投入し始めている。
特に顕著なのが、ベースメイクの「密着力」と「薄膜化」の両立だ。40代の肌は、時間経過とともに皮脂バランスが崩れやすく、乾燥による小じわにファンデーションが溜まりやすい。最新のプチプラ製品は、こうした大人の特有の崩れ方に着目し、肌の動きにしなやかにフィットするストレッチ処方を採用している。もはや価格の差は、ブランドの広告費やパッケージの豪華さの差でしかなくなっているのかもしれない。